リサイクルガラスの新用途や廃ガラスのアップサイクルとして樹脂へ活かすには、原料組成から成形品評価までを一つの工程として考える必要があります。
まずカレットの品質を確認する
板ガラス、びん、自動車ガラスでは組成や異物の状態が異なります。回収元、色、異物、水分などを確認し、グラスウール原料として使用できる条件を整えます。
- 原料由来と組成
- 異物・水分・色
- 安定供給量
グラスウールへ繊維化する
カレットを溶融・繊維化し、細くしなやかなグラスウールへ加工します。繊維径やガラス組成は、樹脂との適合性や最終物性に影響します。
- 繊維径と長さ
- ガラス組成
- 樹脂との適合性
表面処理と混練で分散性を高める
繊維を単に投入すると凝集しやすいため、樹脂と用途に応じた表面処理、配合、混練条件を設計し、扱いやすいペレット状マスターバッチへ加工します。
- 繊維の凝集抑制
- ペレット供給
- 低添加から比較評価
実部品で効果を確認する
剛性、反り・ヒケ、外観、流動性、成形サイクルへの影響は樹脂、添加率、形状、金型、成形条件で変わります。無添加材との比較試験で判断します。
FAQ
よくあるご質問
01ガラスカレットを樹脂へ直接混ぜるのですか?+
直接混ぜるのではありません。グラスウールへ繊維化し、表面処理と混練を行ったマスターバッチとして樹脂へ配合します。
02すべての廃ガラスを使用できますか?+
ガラス組成、異物、回収状態により適否が異なります。原料分析と試作を行い、用途ごとに確認します。
03一般的なGF材料と同じですか?+
同一ではありません。細いGWを低添加から分散させ、補強だけでなく成形性や表面性を含めて評価する材料です。

